SKテレコム 携帯製造子会社の経営権譲渡(2005年5月23日 掲載)

ペンタック、韓市場でシェア2位に


 


 


 


 【ソウル】韓最大の通信事業者であるSKテレコムはこのほど、グロバル市場進出大と競化のため、端末製造子社であるSKテレテック株の保有比率89.1%のうち60%にあたる454万2000株と経営権をペンタックに却した。携電話の共同究開はもちろん、米、中など海外市場進出協力など主要事業全般にわたり略的提携を結ぶことも明らかにした。ペンタックはSKテレテックの「SKY」ブランドをそのまま使用し、社員も全員引きいだ。


 SKテレテックは年間6000億ウォン(約640億円)以上の上高を誇る優良企業で、そのブランド「SKY」もハイエンド高格端末の代名詞になっている。今まで低格端末に集中してきたペンタックは、今回の買で相乗効果を狙っている。


 


 SKテレコムのSKテレテック持ち株比率は29.1%で、第2位の株主になる。持ち株比率が30%以下になるため特殊係も解消され、寡占防止のため年間120万台と生産規制されていたSKテレコムは規制象外となり、三星電子との競合係にも化が出そうだ。ペンタックは韓シェア1位の通信事業者と手を結ぶことで、韓国内端末製造1位も夢ではないウィン-ウィン略というわけだ。


 


 3000億ウォン(1株6万6050ウォン)に達する却代金は5月末までに全額現金で支われる。韓の通信業界では、この提携は世界携電話市場で韓企業の際競力を高めるきっかけになると評されており、2位のLG電子にとっては脅威となりそうだ。今年第1四半期(2005年1-3月)の韓端末市場シェアは三星電子が47.7%で不動の1位。LG電子が18.5%で2位だが、ペンタックの14.1%とSKテレテックの6.3%を合わせると20.4%でLG電子を抑えて2位に躍り出ることになる。


 


 ペンタックは今までLG電子を倒し2位になるため攻的なマケティングを繰りげていたが、SKテレテック買SKテレコムとの提携により絶好のチャンスを手に入れた。


 


 社は今年上期中にもSKテレテックの経営権譲渡を完了し、略的提携のための具体的な共同略を樹立する。主な容は、①略端末共同開R&D)、②製品供給協力、③海外市場開拓および大共同推進、社の存取引先の最大限の尊重──などとえられている。これによりペンタックは世界端末市場5位を目標としている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年5月23日 vol.1089 載]  Link


 


 

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