ソウルでお茶するならここ!

 
o’sulloc明洞店1階にある緑茶販売コーナー。パッケージがあまりにもかわいくて飲むのがもったいなくなります。











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    ニッコリアスタッフが絶賛する緑茶石鹸「緑茶美人」。チェジュ産緑茶で作った石鹸です。3個セット8500W。











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    きれいな薄緑色のそば。これもチェジュ産緑茶が入っています。1セット3000W。











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    2階へ続く階段には小鳥が生きているかのような影絵アートがありました。日本人アーティストの作品です。











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    CECI CELAのキャロットケーキ。ほのかに甘いにんじんとクリームチーズのハーモニーがたまりません!











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    CECI CELAは島山公園(ドサン公園)前のヨン様レストラン(ゴリラ・インザ・キッチン)の並び、左側の路地にあります。この看板が目印です。


  • 甘いデザートに目がない私。日本に行くと必ずケーキバイキングに立ち寄り、至福の時間を過ごします。韓国にもケーキバイキングはありますが、高級ホテルのラウンジで期間限定で開催されるぐらいなので、物足りないんです! ファミリーレストランのデザート食べ放題もありますが、ケーキは2~3種類しかないんです! 甘すぎず、こってりしすぎず、チーズやフルーツの味が生き生きしているケーキが食べたい!


    韓国の住宅街にあるケーキ屋さんのものは、まだ油っぽいバタークリームのケーキが多く、生クリームケーキはフルーツでデコレーションされたそっけないものばかり。ソウル市内の中心部やデパ地下の高級ベーカリーに行かないと、味もデコレーションも最高のものは食べられません。


    「あ~口の中に入れたとたん溶けてなくなる生クリームがどうしてもほしい! 濃厚なティラミスが食べたい!」というときに駆け込むのが、明洞や大学路にある緑茶カフェ「o’sulloc」です。


    アギチャギでも紹介されたo’sullocは、カフェの中でも格別です! これは断言できます! 韓国初の緑茶専門カフェとしてオープンし、緑茶ラテと緑茶ティラミスをメガヒットさせた名店であります。今まで緑茶というと、朝鮮時代の屋敷を改造した伝統喫茶で、ちゃぶ台を前に飲む厳かな飲み物というイメージがありました。o’sullocは韓国の緑茶文化を守りながらトレンドも忘れず、モダンなインテリアに囲まれた店内で、いっそうおいしく改良したチェジュ産緑茶が楽しめるカフェとして幅広い世代に愛されています。明洞店の2階へ続く階段には見事な影絵アートがあり、テーブルの真ん中に穴を開けて木を植えたり、緑茶の葉をアロマの代わりに炊いたりしていて、明洞の真ん中なのに、森の中にいるような気分にさせてくれるんです。


    明洞に行く日は何が何でもo’sullocの緑茶アイスや緑茶ラテ、緑茶ティラミスを堪能せずにはいられないほど、大好きです。食事は明洞の裏道にある安い食堂で済ませても、デザートだけは本物を楽しみたいじゃありませんか~。o’sullocがオープンしてから、うちの家族の誕生日には必ず緑茶ティラミスのホールサイズをオーダーするようになりました。o’sullocのケーキを一度食べると、もうほかのケーキは口に合わなくなってしまうからです。


    o’sullocで絶対外せないメニューは緑茶ラテ、緑茶ティラミス、ロールケーキです。チェジュ産の蜂蜜とアールグレイを使ったブラックロールケーキは、飽きることなく、いくつでも食べてしまいます。緑茶クッキーも、穀物の香ばしさとほろ苦い抹茶の後味が病みつきになってしまうので要注意です。


    o’sullocはカフェですが、緑茶文化を継承するためのアンテナショップでもあります。パッケージがとてもかわいい緑茶や茶道具も販売しています。ニッコリアスタッフいち押しのo’sullocのお土産は、「緑茶美人」という石鹸セットです。チェジュ産の緑茶を使った植物性石鹸で、泡立ちがよくさっぱり洗いあがるのに、全然つっぱらず、敏感肌の洗顔にもボディーにも使えるスグレものです。これはo’sullocでしか手に入らないものですが、あまりにも人気で生産が追いつかず、品切れになることが多いので、見つけた日に、即、買いだめしてしまうほどです。裏技ですが、緑茶美人石鹸の泡を顔につけて3分ほどパックすると、自然に角質が取れてつるつるになります!


    もうひとつ、ケーキがおいしいおすすめのカフェは、清譚洞の島山公園前にある「CECI CELA」です! 「ほっぺたが落ちそう」というのはこういうときに使う言葉なのだというのを教えてくれました。おすすめはなんといっても自家製のキャロットケーキ!! すりおろしたにんじんを入れたジューシーな生地のあいだにクリームチーズを挟み、さらに生クリームと一緒にいただきます。このほのかな甘みとしっかりした歯ごたえは、病みつきになること間違いなし!


    「CECI CELA」はベルギーワッフル専門店としてオープンしましたが、自家製ケーキもおいしいんですよ。イエローとブルーが目印のメルヘンチックなインテリアに囲まれ、アンティーク調の食器でキャロットケーキを食べていると、ヨーロッパのどこかでお茶をしているような気分を味わえます。


    韓国のカフェのいいところは、なんといっても融通が利くところです。メニューにないものでも作ってくれたり、買ってきてくれたり……。また、「ケーキやアイスクリームに生クリームをてんこ盛りにしてください」とオーダーしても、追加料金なしでやってくれます。私はいつも生クリームを追加してもらってます。


    韓国らしい骨付きカルビや辛い海鮮鍋やナクチボックム(たこをコチュジャンと野菜で炒めたもの)を楽しんだあとは、おしゃれなカフェでセレブ気分を味わってみましょう。ソウルでの思い出がまたひとつ増えること間違いありません~。


    by: 趙章恩

    2009年09月24日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!

    子供の安全を守れる社会システムとなるか? ITフル活用のソウル市施策

    韓国ソウル市は小学校周辺の監視カメラとセンサーを利用し、子供たちの学校出欠、危険地域への立ち入りなどをチェックして保護者の携帯電話に知らせ、いつでも子供の居場所をソウル市のウェブサイトで確認できる「ユビキタスソウル安全ゾーン」を始める。2009年9月よりソウル市内の2箇所の小学校で600人を対象に実験サービスを開始し、利用方法や活用方案などの標準モデルを制定し、ソウル市25区全域に拡大させる。




    「ユビキタスソウル安全ゾーン」のサイト

    位置情報確認のために子供にUSIM内蔵携帯電話または位置追跡機能のあるネックレス、腕時計型電子タグを持たせ、学校周辺半径200M以内の位置情報が周期的にSMSで保護者の携帯電話に送信される。子供の位置情報は行政機関と警察も確認できるようにする。

     学校や塾などで個別に子供の出欠を位置情報でチェックし、保護者の携帯電話にメッセージを送信するサービスは提供されてきたが、自治体が乗り出して子供の安否を確認できる位置情報サービスを提供するのは初めてのことである。


     位置情報を利用するため、保護者が同意した場合だけ利用できるようにした。子供が危険な状態と思われる場合は、ソウル総合防災センターまたは警察に連絡し、監視カメラで確認してもらうこともできる。今後サービスをお年寄りや障害を持つ人の安否確認にも利用できるようにする計画である。


    教育政策を担当する省庁である教育科学部も、共働きと低所得層の多い地域にある小学校40校を対象に「セイフウェイ・プロジェクト」を始める。指紋認識または電子タグを利用して学校の出欠情報を保護者の携帯電話に送信し、低学年の子供はボランティアが指定の場所まで子供を送り迎えする「登下校お助け制度」も利用できる。教育科学部は安心して子供を外に出せるよう、2010年6月からは全国の小学校で電子タグを利用した位置情報サービスを提供するとしている。


     子供が今どこにいるのか、ちゃんと塾に行っているのか、変な人に連れ去られはしないか、いつでも自分で確認できる位置情報サービスを自治体が提供してくれるとなれば、保護者にとって嬉しいことであろう。一方では、そのためにまた街に監視カメラが増えるとことを、プライベート侵害として嫌がる人もいるだろう。


     しかし、韓国のニュース番組では、連日街の監視カメラのおかげで強盗が捕まった、駐車違反が減ったと報道しているため、個人の肖像権やプライベートを侵害されても、犯罪のない安全な生活を求め監視カメラをもっと増やしてほしいと願う住民も増えている。


     この秋からは路線バスにカメラをつけて、バスを「移動交通違反取締り」に利用するという方案も発表された。マンションでは人件費を節約するという名目で警備員の数を減らし、監視カメラとオートロックに変えている。カメラは動かぬ証拠を残してくれるので、確かにないよりは犯人逮捕にも役立つし予防にもなっている。でもシステムの不具合はいつでも起こりうる。電子タグと監視カメラは万能ではない。決定的な瞬間カメラが動かなくなることだってあるではないか。韓国の有名女優で自殺した故チェ・ジンシルさんのお墓から遺骨がなくなった事件でも監視カメラが役に立たず捜査に苦労したことがあった。


     ユビキタスという魔法の言葉をつけると、すべてのものが生命を持ち、人間のために働いてくれそうな幻想を抱いてしまう。犯罪の被害者になるのも怖いが、「電子タグ依存症」「監視カメラ依存症」になってしまうのも怖い。自分を守るために常に位置情報を発信し、カメラを頭につけて歩く時代になったりして。


    (趙 章恩=ITジャーナリスト)

    日経パソコン
    2009年9月9日

    -Original column
    http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090909/1018483/