韓国の新携帯電話 三星SDIとSKテレコムが開発(2007年7月16日 掲載)

の新携電話 三星SDIとSKテレコムが開



 


9月には有機EL採用モデル登場へ




 


【ソウル】次世代ディスプレイとして脚光を浴びているアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)の液晶面を搭載した携電話が、韓発売される。三星SDIと移動通信キャリアのSKテレコムは、AMOLEDを利用した携電話パネルを共同開し、9月には製品化すると表した。



 AMOLEDは現在、携
電話ディスプレイ分野を掌握している超薄膜トランジスタ液晶表示装置(TFT-LCD)に比べ厚さは3分の1ほどと薄く、色再現率、視野角、答速度などは倒的に優れている。AMOLEDが適用された携電話は180度に近い視野角で動を見ることができるので、携電話の面をTVのようにみんなで視できる。映像理速度も液晶表示装置より1000倍以上早く、より完璧な動を具現できるためモバイル動ビスの成長も予想されている。


 


 三星SDIとSKテレコムはAMOLED携電話のために衛星デジタルマルチメディア放送(DMB)、動コンテンツといったAMOLEDの優秀さを体できる映像送信技術も共同開し、AMOLEDを搭載する携電話だけで利用できるメニュー画面も新しくつくる予定だ。


 


 三星SDIは4600億ウォン(約600億円)を投資して工場にAMOLED用ラインを追加、9月までには本格的な生産を始める。これは世界で初めての大量生産で、携電話向けの小型パネルを門的に生産する。同社は、日本企業の京セラの携電話「メディアスキン」と韓アイリバMP4プレClix(クリックス)」にマケットテスト用としてAMOLEDを対応させ好評を得た。この経験が、SKテレコムとの携電話開にも生かされる。


 


 三星SDIのAMOLED商用化が進展すれば連部品企業も恩を受けると期待されている。最近、AMOLEDモジュル供給業者であるマグナチップ半導体社とソンイルテレコム社は、本格的に量産体制を整えた。


 


 三星SDIの係者は「SKテレコムとの協業でAMOLED大量供給の第一を踏み出すことができた。多くの製造社とパネル供給にする協議を進めている」と話した。一方、SKテレコムのアクセス技術究院は「今回の三星SDIとの技術協力を機に高品質映像サビスをSKテレコムの加入者に提供できるようになった。TV電話やモバイルTVといった映像コンテンツのアップグレドでWCDMAでも競力を高められるようになる」と早期にAMOLEDを導入することでプレミアを狙う。


 


 三星電子、LG電子といった韓の携電話ベンダは「技術的な限界によって携電話のプレミアム略が停したが、今回のAMOLED大量生産をきっかけに、世界の携電話市場をリドできる端末を開できるだろう」と期待を寄せる。三星電子も2007年中にAMOLED対応の携電話を発売する計で、世界市場でも早期に販がスタトすることになりそうだ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年7月16日 vol.1195 載] Link