[東京留学生活] 生まれてはじめての学会発表、社会情報学会

ひえ~生まれて初めての学会発表は、空しいというか悲しいというか、切ないというか・・・



9月12~14日、学会と韓国のお盆連休が重なってしまった。嫁として当然里帰りして旦那さんの実家でっせと法事の準備をするのが当たり前なのだが、学会ということで特別に欠席を許してもらった。5月に学会にエントリーしてから、口癖のように学会の準備が・・・学会の発表が・・・とか心配して緊張して自分なりに色々準備をしてきた。



ところが、悲しいことに、私の発表を聞きにきてくれた人は一人もいなかったのである。



教室にはコメンテーターの先生お二人、ち~んと時間になるとベルを鳴らすバイトお一人、私の先に発表をして帰るタイミングを逃したチャンウクさん、私の前の発表であった中国携帯電話産業の発表を聞きに来て同じく帰るタイミングを逃した紳士お一人、の5人の前での発表となった。他の教室は椅子が足りなくて大混雑しているというのに、私の発表は・・・仕方なく聞いている人だけだとはな・・・・



5月から5ヶ月間も学会が~とか言って騒いだ自分がバカみたいで泣いてしまった。この学会は参加者が優秀な発表をした人に投票するシステムなんだけど、私の発表を聞いた人がいない、つまり私に投票してくれる人は一人もいないということじゃないか!!!あ~空しい。聞いてくれる人が増えても選ばれないとは思うけどさ~・・・でもなんていうか、もうちょっと聞いてくれる人がいてほしかったな・・・・



こんな発表なら家族と一緒にお盆連休を過ごせばよかったなどと落ち込んでいたのも束の間。涙を流すというのはすごく気分転換になるもので、今度はこんなことぐらいで泣いている自分がバカみたいで、なんで泣いてるんだ??と気を取り直し、学食でいつものエコノミー定食を食べて、他の発表を聞きに行った。人の発表を聞いているうちに、自分の研究分野をもう少し拡大した方がいいのかもしれないとアイデアをもらったり、こんな全然わけの分からない研究もあるもんだな~と感心したり、刺激になった。



いいことも色々あったな~コメンテーターの先生お二人は笑顔でうんうんと頷きながら一生懸命発表を聞いてくださって、密度のある発表だったというコメントももらったし(でも、他の発表者も全員褒められたんだとさ~)、同じ須藤研の木下さんにはおいしいアイスももらったし、田中研の岡本さんにも色んなアドバイス&バイトもさせてもらったし、他の学生とも話す機会があったし、学会がなかったら体験できなかったこともあった。めでたしめでたし。



これからもがんばるぞ!!



ところで、


私は学際情報学府の修士課程なんだけど、これが気を抜くと 「東京大学が臭い情報学府」になるんだよ。メールで間違えて「東京大学が臭い情報学府」って送信したこと何度もあるもんね。恥ずかしい・・・・

– BY  趙章恩

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