「雪花秀スパ」に足を運んでみませんか?

 
ロッテ百貨店ワールド店2階にある雪花秀スパの内部は撮影禁止のため、入口の写真をどうぞ。ここで韓方茶を飲みながらプログラムを選択します。











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    雪花秀スパの第2号店は香港にオープンしました。香港の上流マダムのあいだで大変な人気を誇っています。











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    言葉が通じないときは、韓国観光公社が運営する無料通訳・観光案内1330番へ電話しましょう! 公衆電話からも、携帯電話からも利用できます。











    最近韓国で密かに話題の「オヒョルダイエット」、聞いたことはありますか?


    「オヒョル」とは、どろどろになった血液や血の塊のこと。いつもだるい、寝ても寝ても疲れがとれない、手足が冷たくてよくしびれる、お腹の周りがほかのところより冷たく感じる、生理痛がひどい、頻繁に頭痛がするなどの症状がある人は、オヒョルを改善させると症状がよくなるのだとか。


    しかも、オヒョルをなくして血流をよくすると、贅肉まで落ちるんですって! 血液がどろどろしていると、体内に摂取されたビタミンや栄養素が隅々まで行き届きにくくなるといいます。そうなると基礎代謝が落ちて、「気」が詰まることで太るだけでなく性格も変わるという説もあるから怖いですね。体内の毒を排出して血液の巡りをよくすると痩せる、つまり韓方でもデトックスが基本というわけです。


    韓国でオヒョルを緩和する療法といえば、韓国のエステでよくみかける「あれ」! ブハン(附缸)です。きれいなドレスを着ているというのに、背中には丸く血が滲んだような跡がついている女優さんの写真、見たことありません? あれがブハンの印です。


    壺のようなカップを肩や背中、お腹の上に乗せて真空状態にすることで、毛細血管が広がり血流をよくする効果があります。血液の流れが詰まったところに針で微細な穴を開けてからブハンを始めると、あれよあれよというあいだにすごいことになるんです。あの目に見えないほど小さな針の穴から、血の塊や泡が出てくる光景にはびっくり!!


    うひょ~、ホラー映画のようですが、一度やってみると「最初はチクッとするけど気持ちいいよ~やってごらん~」と、ほかの人にも悪魔のように囁きかけ、おすすめしたくなるブハン。そのパワーは一度は体験する価値ありです。試してみるなら、韓方病院で診脈をしてからをおすすめします。


    手軽に韓国らしいデトックスを体験したいという方におすすめしたいのは、蚕室のロッテ百貨店ワールド店の「雪花秀(ソラス)スパ」です。韓国でもっとも売れている韓方化粧品「雪花秀」が運営する高級エステで、2008年11月にオープンしました。


    雪花秀スパのメニューは、まず、体を温める韓方茶を飲みながらプログラムを選ぶことから始まります。それから高麗人参の種を使ったスクラブと紅参水で足を洗ってもらいます。そのあいだに韓方アロマの中から好きな香りを選択し、その日の体調に合わせてマッサージに使う薬草を選びます。アロマと薬草は麻の布に包み、全身を優しくマッサージするために使われます。これは朝鮮王室から伝わる秘法で、王様は毎朝このようにして少しずつ体を温めてから起床することで、体調を整えたそうです。


    それからやっとプログラムが始まります。適度に力が入ったマッサージで夢心地になること間違いなし! 最後の仕上げは冷やした白磁を使ったマッサージで肌の循環を促進し、手作りの特殊な韓紙に韓方薬剤エキスをたっぷり染み込ませたシートマスクで肌に気を吹き込みます。帰りには麻の布に包んだ薬草を入浴剤として使えるようにラッピングしてくれます。さらに、マッサージの効果を長持ちさせる呼吸法も教えてくれるんですよ。


    プログラムはフェイシャルトリートメントが12種類(1回60~110分)、ボディートリートメントが11種類(1回50~80分)、オプションの部位別ケアが8種類(1回20~30分)と、どんなニーズにも対応してくれます。一番人気なのは敏感肌向けのフェイシャルコース! フェイシャルコースなのに顔だけではなく首、背中、脚など、全身をマッサージして毒素を排出してくれ、肌を清らかにしてくれます。全身ポカポカ、肩こりまで吹っ飛ぶので、生活費を削ってでも定期的に通いたくなります。営業時間は百貨店と同じで10時30分~20時です。ショッピングのついでに利用してみるのはいかがですか?


    韓国のエステやスパで困るのは、言葉が通じない場合があること! 明洞のあるエステで、片言の日本語で「痛かった言ってください」と言われた日本の友人が、「痛くはないけど、くすぐったいです」と言ったのに全然通じなくて、1時間30分のあいだ、「疲れが取れるどころか拷問だったわ!」と泣いていたことがありました。他人にとっては笑い話ですが、本人にとってはつらい思い出(ちなみに、「くすぐったい」は韓国語では「ガンジロウォヨ」)です。


    しかし今はもうそんな心配はいりません。韓国政府が運営する観光案内電話「1330」を利用してみましょう。局番なしで1330に電話をかけると、ボランティアの方が無料で通訳をしてくれます。


    これで言葉の問題はクリア! 韓国でどんどん新しいことにチャレンジしてみましょう!

    by: 趙章恩

    2009年09月20日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!