韓国のAV家電事情 三星電子 EISAアワードで4年連続受賞製品も(2007年9月10日 掲載)

AV家電事情 三星電子 EISAアワドで4年連受賞製品も


 


 


勢に押され味のデジカメに自信


 



 


 【ソウルEISAアワドで三星電子のホムシアタ、液晶TV、デジタルカメラ、携電話が選ばれた。



 EISA(European Imaging and Sound Association)はヨ
ロッパ映像音響機器協の略。20か門誌50誌が加盟している体で、EISAアワドは1年間に発売された映像音響連機器のなかから製品の技術、デザイン、革新性などを評して部門別に最も優れた製品を選ぶもので、州に限らず米やアジアにも影響をえる威ある賞の一つである。受賞した製品には州地域での販製品に1年間「EISA」マクを付し、品質と製品力、ブランド力を保証される。 


 


 三星電子が今回受賞した製品は、「2007年型ボルド液晶TV」「フルHDホムシアタ」「ウルトラエディション12.1」と、三星テックウィンのデジタルカメラ「VLUU i70」で、ホムシアタ4年連、デジタルカメラは2年連、携電話は初の受賞となった。


 


 三星テックウィンはデジタルカメラ門のグル社で、韓国内でもキヤノンやニコンには押され味だったが、EISAアワド受賞でグロバルブランドとして販が伸びるものと予想されている。


 


 2007年型ボルド液晶TVはやわらかい曲線のデザインが特で、下部をクリスタルワイングラスのような形にした。発売から1年4か月で世界で520万台の販売実績をあげた。


 


 フルHDホムシアタは高光ブラックカラのモダンなデザインが目立つ製品で、HDプログレッシブ技術により鮮明な質を鑑賞できる。


 


 ウルトラエディション12.1は、スリムスライドHSDPA携で、3.6Mbpsの超高速ダウンロドとフルブラウジング、300万素カメラ、Bluetooth2.0、USB2.0、外付けmicroSDカドなど先端機能を備えている。


 


 デジタルカメラの「VLUU i70」は、720万素の高質で3インチワイド液晶面、MP3プレ機能を採用するなど、洗練されたデザインと使いやすい機能を取り揃えた。


 


 三星電子は07年のEISAアワド受賞を契機にして、AV製品のマケティングをより一層化していく計だ。


 


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年9月10日 vol.1202 載]  Link 


 

韓国のAV家電動向 独IFA展示会(2007年9月17日 掲載)

AV家電動向 IFA展示


 


 


三星電子はネットワクを、LG電子はデザインを調


マスコミは韓の優位性を論評


 


 


【ソウル8月31日から9月5日までドイツで開かれた世界最大のコンシュマエレクトロニクスショIFA(Internationale Funk Ausstellung)2007」では、日本のソニ、シャプと並び三星電子とLG電子、大宇エレクトロニクスなど韓の大手メも新製品を表した。展示の開幕に先立ち開催されたマスコミ向けコンファレンスで、三星電子は「シムレスなネットワクのための技術」が重要であると調、LG電子は「優秀デザインを土台にしたプレミアム略」に重点をおくとそれぞれ表し、はっきりとした略の違いを浮き彫りにしていた。


 


 三星電子のパクジョンウデジタルメディア括社長は、TVでしむインタネットサビス、一つのリモコンですべてのAV製品を制御できる「ANYNET Plus」技術、Bluetoothおよび携電話機能を持つMP3プレなどネットワク性を向上した製品を紹介しながら、「家庭、社、モバイルなどに分かれてネットワクが構築され、デジタル機器もそれに合わせて進化してきた。統合ユインタフェス(UI)とネットワク、互換性を化していつでもどこでも使える機器を充させる」と、三星電子のこれからの略を語った。


 


 三星電子は今年の展示には「ホムエンタテインメント」「モバイルエンタテインメント」「オフィスソリュション」「三星スタイル」の4つのジャンルに分けてブスを運した。


 


 ホムエンタテインメントでは120HzフルHD液晶TV、光ダイオドバックライト液晶 TV、2007年型液晶TV、フルHDプラズマTVなど1080pフルHDTVを一に出品。またブルレイとHD DVDのタイトルの方とも再生可能で、フルHD映を視できる「Duo HDプレ」を初公開した。


 


 モバイルエンタテインメント分野では16:9ワイド液晶面で映しめるBluetoothビデオMP3プレYP─P2」をはじめ、新製品を大量に展示した。HDビデオカメラと三星テックウィンのプレミアムデジタルカメラや携電話のウルトラエディション12.1など三星電子が誇る多な新製品も勢揃いさせた。


 


 オフィスソリュションでは高光ブラックカラのデザインとより薄くなった世界最小型超スリム白プリンタおよび複合機を出展し、プリンタのデザインの新境地を開いたと評された。プリンタは「スワン(ML─1631K)」、複合機は「ロガン(SCX─4501K)」という製品名で、薄さはプリンタが12cm、複合機が16.5cmと世界で最も薄くて小さい。


 


 一方、LG電子はヨロッパ地域括のキムジョンウン社長が登場し、優れたデザインを基盤としたプレミアム製品で績を高めたいとした。「2007年ヨロッパ市場で前年比20%となる70億ドルのり上げを達成し、2010年にはり上げ規模を120億ドルまで大させる。ヨロッパ市場でプラダ携やシャイン携(ステンレス製で鏡のような携)の好調ぶりでプレミアムイメジを獲得できた。デジタルTVと家電、AV製品にもプレミアムを大させ、州のデジタル機器市場を席する」と調した。


 


 LG電子はデザインを調したプレミアム携電話を次発売していて、IFA2007をきっかけに「デザインアト液晶TV」を初めて公開し、デジタルTVでもプレミアムマケティングを化する。次世代複合DVDプレ「スブル」なAV製品と冷庫、洗濯機など家電部門でもデザイン重視の高格製品を相次いで発売していく予定だ。


 


 大宇エレクトロニクスも録画再生機能を内蔵したフルHD液晶TVのほか高光カラなど新しいデザインに挑した液晶TVを公開して注目された。特に大宇は今回初めてブルレイプレを展示し、次世代DVD市場に入することを表した。


 


 韓企業が次に野心作を表するなか、韓のマスコミは日本メはこれといった新製品を展示しなかったと報道し、「中企業の韓製品コピは度を越えており、ハイアルによる三星電子のコピはひどすぎる」と酷評している。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年9月17日 vol.1203 載]   Link