韓国 通信大手のKT(2007年10月1日 掲載)

にせ子社の取り締り開始


詐欺まがいのビジネスに頭痛める


 


 


【ソウル】韓最大の情報通信業者であるKTKoreanTelecom)は、子社と混同させる目的でわざと社名にKTや韓通信をつけた建設社やベンチャして取り締りを開始、一部業者を相手には訴訟まで起こして勝訴していることがわかった。



 KTには連日、「KT××社はKTの子
社ですか?」という問い合わせがひっきりなしに寄せられる。「KTにだまされた」と訴えられ、裁判所に出向くとKTとは全く係ない社が勝手にKTや韓通信を連想させる社名で詐欺事件を起こすといったことがえ、頭をませていた。


 


 つい最近は、「KTがフィリピンにマンションを分すると告チラシが入ってきたが、本ですか?」という電話まであったそうだ。日本でいえばNTTとは全く係ない「NTT建設」や「NTT通信」「NTTバイオ」といった社が立し、NTTの子社のふりをして詐欺を起こしたり、績を伸ばしているということになる。


 


 KTが不動産事業と海外事業を新たに始めてから、ますますこの分野でKTに似た社名をつける社がえ、消費者に誤解を招いている。


 


 KTは自社のホムペジに「KT系列社は以下の10社しかありません」という告知まで出している。20079月現在、KTの子社と系列社はKTFKTHKTネットワクス(KTレンタル含む)、KTリンコス、KTパワテル、KTサブマリン、KTFTKTコマス、KTFエムハウスの10社だけだ。


 


 特にやっかいなのは、KTの社ベンチャとして立ち上がったものの、今では全く無係な「韓通信ドムドットコム」の社名だ。KTは社名をえるよう「商不正使用禁止仮分訴訟および不正競禁止などにする訴訟」を起こして勝訴しているが、相手はまだじていない。韓通信ドムドットコムは一般消費者にKTや電話局と名り、ハングルドメインを無理やり販し、不な利益を上げていた。


 


 KTはまた「これ以外にもKTのブランド値が高まるにつれ、KTのロゴを用したりKT社と名る事例が一層加している。被害がないよう注意していただきたい」を呼びかけている。


 


 KTの名前で一般消費者や企業を混させ不な利益をあげようとする業者をこれ以上放置できないとし、CI(企業イメジ統合)用申告センタを開設した。企業名とロゴが用された事例を調査し、KTに深刻な影響をえると判された場合には積極的に対応する方針で臨んでいる。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2007年10月1 vol.1205 載]  Link