韓国 LG電子の小型ノートPC(2007年6月11日 掲載)

ドイツで好評博す


高機能、デザインが受ける


 


 


【ソウルLG電子の超小型ノトパソコンがドイツで最優秀製品に選ばれた。ドイツの有力な情報通信マガジンの「チップ」は5月で、10.6インチコンバチブルをはじめとしたLG電子の3種を最優秀製品として取り上げた。同誌は、最近の超小型ノトパソコンを象にデザイン性能・価格など細部評施した。その結果、合点LG電子の10.6インチの「C1シリズ」が1位に、12.1インチの「TXシリズ」と10.6インチの「A1シリズ」がそれぞれ4-5位に選ばれた。


 


 ドイツで好評のノPC「C1シリズ」は、携が容易なタブレットPCでありながらワイド面に3Dグラフィックエンジンを搭載し、タッチスクリンなど操作性に優れた機能を取り揃えた製品だ。ホワイトとブラックが照的な、洗練されたデザインも評を高める要因となったようだ。


 


 A1、C1シリズは韓市場でもベストセラ製品で、超小型のサブノPCにもかかわらず高機能な点が人を得ている。デュアルコアCPU、nVidia最新3Dグラフィック「Geforce 7300 Go」、デュアルチャンネルメモリを搭載、キドは存サイズを採用しているため、サブノトはキドが小さすぎて使いにくいといった不も解消した。


 


 特に韓向けに発売されたシリズには地上波DMB(ワンセグ)受信機能や次世代移動通信サビスとして移動型インタネットにも積極的に対応するためHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)とWibro(Wireless Broadband Internet)モデムを内蔵している。


 


 より鮮明な映像をしむためにFineBrightLCD、豊富な音響を具現する「SRS WOW HD」技術などを採用し、マルチメディア機能も化した。


 


 超小型モデルにもかかわらず、CF(Compact Flash)リを装着、メモリカド、GPS(Global Positioning System)、GPRS(General Packet Radio Service)など多CFタイプモジュルとも連結可能で、カナビとしても使えるPCだ。


 


 このほか、80GB超の小型HDD、外付けのスマルチ光ディスクドライブなどを搭載している。


 


 一方、コンバチブルノトの「C1シリズ」はスクリンを180度回できるタッチスクリ対応LCDとタブレット機能が・営業分野に最適であるとして人を呼んでいる。1.25㎏のさに270ミリ×200ミリ×26ミリの超スリムなデザインも評されている。


 


 LG電子は「携性、デザイン、次世代移動通信機能をすべて揃えたノPCで放送と通信の融合環境のなか、モバイルエンタテインメント市場に対応していく」と明している。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年6月11日 vol.1190 載]Link 


 


 


 


 

サムスン電子実績悪化の裏でLG電子は史上最高益達成 [2007年8月1日]

韓国の株価指数KOSPIがついに歴代最高値2000を突破した。不動産バブルで税金が重くなるとそのお金が今度は株に流れてきているため、止まることを知らず毎日株価が値上がりしている。ファンドも絶好調で、この5カ月の間に2倍になった3倍になったと騒がれる商品も少なくない。

 外国人の投資も自由。日本の独身女性が韓流の次に韓国投資に目覚めたようで、株で儲けマンションを買っただの、お店を開いたなどの噂も流れている。このような株バブルの中、「皇帝」と呼ばれているサムスン電子の株も再び値上がり始めた。やはりサムスン電子は韓国の株式時価総額不動の1位であることは違いない。


 サムスン電子の史上最悪な実績とリストラが始まったことが大々的に報道されている中、サムスン電子は緊急記者会見を開き、実績悪化は半導体だけで全体的に利益がよくなっていることと新入社員の採用は減らすが、リストラについては否定し、実績がよくても事業再編や人員再配置はよくあることではないかと説明した。


 サムスンの税務調査も始まり、あっちでもこっちでもサムスンの記事が目立つ中、 LG電子は2007年4~6月、史上最高の実績を記録した。グローバル基準で初めて1期売上が10兆ウォンを超えた。2007年4~6月LG電子の売上は10兆4302億ウォン、営業利益4636億ウォン、前期比売上は8.7%、営業利益は1578%も増加している。特に携帯電話部門は営業利益11.6% で、サムスン電子の8%を初めて上回った。


 LG電子の実績はチョコレート携帯、社員携帯、PRADA携帯と、世界市場で発売したプレミアム携帯電話の売れ行きが好調だったのと、ディスプレー事業からPDPモジュールラインを整理しTV部門での赤字が半分に減ったのも影響している。サムスン電子は家電が売れず困っているのに対し、LG電子は海外市場でエアコンをはじめプレミアム家電がよく売れ4~6月の間最高額である3兆6039億ウォンの売上を達成した。


 LG電子が生まれ変わったとまで言われるもう一つの理由は、LGテレコムからLG電子の代表理事になったナム・ヨン副会長の功績にもある。本社の人員を営業に送り込ませ、海外で活躍する若手コンサルティング専門家を役員に採用し、会社の内部的な雰囲気を変えようとしている。LG電子はサムスンに比べて大人しく目立たない、地味な社員が多く、製品も大人しいものが多いと評価されていたが、今年からはかなり攻撃的になっているのも代表が変わったせいかもしれない。


 LG電子の広報担当は「サムスン電子は営業利益が初めて1兆ウォンを下回っただけで危機説がながれているのに、LG電子はその半分の利益でアーニングサプライズとまで言われてしまい逆に恥ずかしい」と、1月から続けているリストラと経費節減に拍車をかけるさらに利益を上向かせるため努力していると話した。LG電子は主力事業である生活家電と携帯電話事業をより高価、高機能のものに変えて競争力を高め、ディスプレーもこれ以上価格が下落しないと予想されるため、下半期も好調が続くと楽観的に予想している。


 一方、サムスン電子はリストラを否定しているが、離職する役員や社員は増えていて、前サムスンマンを捕まえようとリクルート市場も活気を浴びている。特にサムスン電子出身の役員はITベンチャーや中堅企業のCEO、CIOとして人気が高い。世界のサムスンらしく新入社員の頃からきつく鍛えられているせいか、何を任せても「だめです」、「無理です」とは言わず「やってみます」、「成せば成る」の精神で最も効率の高い方法を見つけ出しては解決する人達と定評されている。業種に関係なく引っ張りだこだ。


 サムスン電子は半導体以外では好調で携帯電話もノキアに続いて世界2位となったことだし、収益も伸びている、下半期からは問題ないと何度もプレス発表をしているが、その弁解を聞くたびにもっと不安になるのはなぜだろう。


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070731/278689/

韓国の家電業界動向 LG電子 携帯電話の販売が好調 (2007年10月29日 掲載)

予想を上回る業利益に


新興市場での販が寄


 


 


【ソウル7-9月期に携電話の販売実績が史上最高となったLG電子は、業利益3615億ウォン(約470億円)の好業績をあげた。この業利益額は市場の予想値を大幅に上回る水準だ。低格モデルが販の中心だったにもかかわらず、業利益を伸ばしたのは、韓以外の新興市場での販が順調だったことが寄したようだ。


 


 LG電子の業績表によると、グロバル連携基準で上高は前年同期比11.8%9兆9111億ウォン、業利益は73.8%3615億ウォンに達した。


 


 アナリストたちは上高10兆ウォン、業利益3000億ウォンを予想していたので、それを大きく上回っている。しかしアニングサプライズ(事前に予想されていなかった情報で株が大きく反すること)として業界を驚かせた前四半期に比べ、低格の携電話端末が販の中心を占めたことから、上高と業利益はそれぞれ5%、22%減少した。


 


 携電話事業を担ているMC(モバイルコミュニケション)事業部はインド中南米など新興市場の大で2190万台の携電話を販し、四半期決算では初めて2000万台を突破。前四半期比15%、前年同期比32%となった。


 


 前四半期に引きき、携電話はLG電子の各事業部のなかで業利益の最高額を記業利益率は8.4%を維持している。前年同期(1.1%)よりは大きく加したが、低格モデルの販売拡大と主力モデル販売価格の引き下げによって、前四半期(11.6%)に比べて多少落ちた。


 


 LG電子は「低格モデルの需要と、主力モデル販売価格の下落により益性が多少化したのは確か。ただ、新興市場で販量を伸ばしたことで得られた成果でもあるので、足している。携電話は第4四半期にも年末年始特需で新興市場を中心に成長が持し、3G市場の成長が加速化すると見まれる」と明した。業界ウオッチャらは、低格携電話端末が人を得てから平均販売価格が第2四半期の160ドルから第3四半期には130ドルにまで落ちたにもかかわらず、堅調な利益率を記していると、LG電子を高く評する。


 


 携電話以外の部門をみると、DD(デジタルディスプレイ)事業部の業赤字は287億ウォンで、1383億ウォンの赤字を記した前四半期に比べ好した。季節的な要因が作用したうえに、上半期から本格的に推進していた原削減と生産性向上活動が果を揮した結果とみられる。第4四半期には50インチ以上の大型TVの需要がえてくると予想され、プラズマTVの販えていることから績は回復すると見まれている。プレミアム市場で確立したブランド認知度を土台に、量と益の方を狙っている。


 


 LG電子の係者は「優位性を揮できる市場を維持しながら、これからどれくらい新興市場を開拓できるかがカギとなるだろう」としながら、「鏡のように光るシャイン携PRADA(プラダ)とデザイン面で提携したPRADA携を中心に高格製品がれているプレミアム市場も重要なのはわりはない。CDMAにおいては韓市場の場合プレミアムモデルを大する方針で、海外では北米市場を中心に新興市場攻略を進める。GSM(Global System for Mobile Communications=第二世代携電話の方式)市場では新興市場を中心に物量をげる計で、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access=第三世代携電話の無線アクセス方式)市場では動機能を化し、北米と日本市場の攻略を化、3Gの機器更需要に積極的に対応していく」と略を語っている。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年10月29日 vol.1209 載] Link