カジュアルゲームポータル「Netmarble」で有名なCJインターネットの一押しは、公開テストが始まったばかりの「プリウス・オンライン」!
白いワンピを着た美女揃いの妖精コスプレでブースを盛り上げていた。
「プリウス・オンライン」は妖精アニマをペットのように育てながら、共に協力して物語をすすめるMMORPG。
アニマはゲーマーのそばにぴったりとくっついて色々な場面で助けてくれるだけでなく、話しかけたり会話に反応したり、ゲーマーの感性を刺激してゲームを飽きさせないためのキャラでもある。
コンシューマ機のゲームソフトでは、攻略法さえ判明すれば、手順どおりにゲームをクリアして最後のフィナーレを何度でも味わうことができる。
終わりが見えるから「あともう少し!」と頑張れるが、さて、PCオンラインゲームで主流のMMORPGでフィナーレを迎えた人はどのくらいいるだろう?
労働としか思えないレベルアップの為の作業が延々と続き、結局どうでもよくなってキャラクターを放棄してしまった経験のある人も少なくないはず。
この「プリウス・オンライン」では、毎日プレイしても飽きないゲームにするため、アニマとの交流に重点を置いているのだ。
一定のレベルを超えると使えるようになる超大型兵器で、通常の10倍のダメージを敵に与えられる。
「プリウス・オンライン」のキャラは個性豊かな6種類が用意されており、プレイ方法も難しくないため女性にも人気が高く、全ユーザーの3割ほどが女性だという。
公式オープンの際にも女性にだけ1日早く公開したほどで、初めてMMORPGに挑戦する人でもとっつきやすいゲームを目指しているようだ。
アニマと仲良くすることでゲームのやり方や重要なヒントを全て教えてくれるのもとても便利な機能といえる。
CJインターネットはKOEIの「真三国無双オンライン」もパブリッシングしている。G★2008でも「真三国無双」のコスプレが目立ち、ブースにも大きなポスターが飾られていた。
ブース内では、本サービス開始を控えて最終となるテスターを募集していたり、プレーヤー同士で決闘できるモードが追加されたことを宣伝するため、武器やアイテムをゲットできるクーポンが配られていた。
また、「師範」という一定レベル以上のユーザーが新規ユーザーの手助けを行うコミュニティ機能も追加され、新規参入者が途中で諦めてしまわないように配慮されているのもポイントだ。
CJインターネットは「真三国無双オンライン」で韓国人が大好きな対戦ゲーム市場をリードしたいとしている。
「真三国無双オンライン」は韓国ゲーマー向けのローカライズに苦労したというだけあって、キーボードを使ったコントロールも難しくなく、グラフィックもコンシューマ機用とほぼ同等で、会場での反応も好評だった。
記者会見では「真三国無双オンライン」を4vs4対戦などもできるようにして、プロゲーマーのリーグ戦が行われるeスポーツの種目の一つに育てたいという話題も。正式バージョンは2008年12月19日に公開される予定だ。
その他にも長年人気順位上位を占めている「Sudden Attack」、野球ゲーム「マグマグ」、「SDガンダム」も登場した。
Hangameで有名なNHNは、海外有名ゲームのライセンスを獲得しており、EAの「WAR HAMMER」や「モンスターハンター」、「アトランティカ」、そして3年を費やして開発されたというMORPG「C9」が注目を集めていた。
それ以外には、手や足を使ってブロックを動かす「テトリス」の体験コーナーが印象的。ゲームに参加するとコンパニオンの女性が操作を手伝ってくれるのだが、あまりゲームは得意でないらしく手伝ってもらうといい点数が取れないという口コミが広がっていたのが面白い。
韓国オンラインゲームの老舗ともいえるHANBITソフトは、T3エンターテインメントが開発したファンタジー+シューティングゲームの「WAR CRY」をメインに展示していた。
「WAR CRY」はプレイアブル出展でこそなかったものの、動画でみる限り、今までのシューティングゲームとはまた異なった作品。次々に襲い掛かってくる敵を倒すために、銃だけでなく色々な武器を使いこなさねばならないところが特徴で、シューティングゲームは単純で面白くないという人向け。それぞれ、武器や特徴が異なる12人の英雄からキャラを選び、そのキャラの後ろ姿を見ながらプレイする3人称視点のTPSだ。
一見勇ましい世界観を想像しがちだが、登場キャラには女性キャラが多く、会場では「セクシーで美しい後ろ姿を見ながらプレイできるところが一番いい!」と男性ゲーマーからの絶大な支持を受けていた。3Dゲームにありがちな画面に酔ってしまう現象もなく、シューティングゲームには珍しい「魔法を使う」という裏技もあって楽しめた。
「トレーディングカードを集めて傭兵を操作するMMORPG」というゲーム性で注目されていたのが「カモンヒーロー」。2008年12月からベーターテストが始まっている本作は、カードをどう組み合わせるかによって傭兵陣のパワーが違ってくるので、ゲーマーの戦略によっていくらでも勝負が分かれてしまうところが特徴的。スタークラフトにも似ていて面白そうな印象を受けた。
また、大人気のダンスゲーム「オーディション」を使って英語を学ぶという「オーディションイングリッシュ」は音声認識機能付き。未来産業として「エデュテイメント」が注目されているだけに、政府関係者らも興味津々のようで、文化観光体育部の長官が訪問するシーンも見られた。
美少女が登場する足球ゲーム(足球とは足と頭だけを使うバレーボールとサッカーを組み合わせたようなスポーツ)「スパイクガールズ」コーナーは大変な熱狂に! 幼い顔にふっくらとしたセクシーなボディー、しかしさわやかさを忘れない妹キャラの「スパイクガールズ」のポスターやグッズを入手すべく、熱狂的な男性ファンの姿が絶えず見られた。
さて、次回はG★2008でゲーマー達を夢中にさせたモバイルゲームをご紹介しよう!
By.趙章恩
Original report (@niftyゲーム)
http://game.nifty.com/cs/column/detail/081202106210/1.htm