Z世代のGalaxy離れを食い止められるか、iPhone人気の若年層獲得にサムスンが注力

.

香港の調査会社Counterpoint Technology Market Researchがまとめた2023年4~6月期の世界スマートフォン出荷台数によると、シェア1位は22%を占めた韓国Samsung Electronics(サムスン電子)だった。同社は1~3月期に続いて首位を維持した。2位は17%の米Apple(アップル)、3位は12%の中国・小米科技(Xiaomi、シャオミ)だった。

 世界のスマホ出荷台数は2021年7~9月期以降、減少が続いている。端末の性能向上により機種変更の周期が長くなったことや、中古端末の売買も盛んになったことが影響している。こうした状況の中、サムスン電子はフラッグシップモデルの「Samsung Galaxy S23」シリーズとエントリーモデルの「Galaxy A」シリーズが好調で、毎年着実にシェアを伸ばしてきた。2023年7~9月期もサムスン電子は1位の座を死守すべく、折り畳み(フォルダブル)スマホ「Galaxy Z Fold5」「Galaxy Z Flip5」を2023年7月26日に発表した。そして今回、その発表の場として、これまで欧米各地で開催されていた新機種公開イベント「Galaxy Unpacked」を初めて地元ソウルで開催した。

 世界で最も売れているサムスン電子のGalaxyシリーズだが、同社のお膝元である韓国では異変が起きている。

趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

(NIKKEI TECH)

2023. .8

-Original column

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01231/00091/

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *